”天体”を読むヒント 
   
 

1  月と太陽(新月) 

月と太陽が同一星座(かつ同一度数)にある時を合と言います。これは新月(New moon)の状態です。 新月の時は、(短期的に)新しいことを始めるチャンスです。営業のキャンペーン、恋愛のアプローチ、プロジェクト、比較的短期に結果の出ることであれば何でも当てはまります。月は27日と3分の1のサイクルで巡ります。ここで始めた新しいことは、それ以外の時に始めた場合に比べて、順調に進むと言われています。

これは短期の流れについて当てはまるもので、運気という点では八字による大きな運勢の流れや、月よりも公転周期の遅い天体の影響が、はるかに勝ります。例えば八字で忌運とされる時期であれば、いかに新月にスタートさせても物事は順調に運ばないでしょう。逆に八字でよいとされる時期であれば、より効果的、より有効な結果を得られるでしょう。


 

2 逆行(Retrogration) 

逆行している天体は異常な影響を与えます。その異常性は天体の性質により異なります。以下に逆行している天体の性質を記します。これは読み方の目安で、逆行が起きている星座の性質や、個人個人の出生図との関係性を見ていくことで、実際の判断が可能になります。

水星:年に3回は逆行の時期があります。コミュニケーションの障害、歪み。ひねった表現になります。物事が正しく伝達されなず、誤解が生じやすいです。相手に悪意があってもなくても、だまされやすい時期です。表現を生業とする人には、コミュニケーション能力を磨く時期になります。

金星:感情、愛情の変化。逆行が始まった時期は、逆説的に恋愛のアプローチに最適。人恋しい気持ちになったり、通常と異なる感情が生まれるので、本来なら生じない関係が生じる可能性があります。感情の混乱に乗じて相手の心に入りこむチャンスがあります。逆の立場から言えば、感情の過ちに注意する時期です。物事不透明になるので、市場取引には注意の時期です。

火星:異常な衝動が高まり、自己中心的に積極的になる時期です。行動が優先し、無思慮な行動に走りやすい時期です。紛争や事故が起きやすい時期です。暴力に巻き込まれない注意と配慮が必要です。

木星:内省、自己の内面の探求、スピリチュアルな、哲学的思索には最適の時期です。心がけて暮らせば、人が見落としがちなことに気がつき、新たな発見がある時です。

土星:従来の考え方、生き方に疑問が提示されやすい時期です。生活、生活に対する感情が不安定になる可能性があります。日常的なことに反抗、反旗を翻そうとしても、思慮が浅ければ、簡単に鎮圧されてしまいます。


 

3  ボイド(Void)  

出生時点の天体位置(ホロスコープ)に対して、現在運行中の月が何ら関係を持たない状態をボイドと言います。そのためボイドに該当する月の状態は人によって異なりますが、ボイド期間中に始めたことは、概して意図しただけの結果を得られないと言われています。月はその人の感情、メンタル面を支配しますので、物事に気持ちがはいりにくい状態が生まれます。Voidとは空白という意味ですが、ちょうど真空状態が一時的に生じます。自分の出生時点のホロスコープを出して、月がボイドに当たる時期を知り、ボイドに月が来る時は、新しいことを始めるのを控えたほうがよいです。控えるといっても、多くの場合、ほんの数日ずらすだけの話です。


 

 

白河百空 

 
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