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九宮 

01.九宮の世界
02.金函玉鏡
03.金函玉鏡の仕組
04.金函玉鏡を使う
05.失敗しない家選び



01.九宮の世界

はじめに
いい方位を取るにはどうしたらよいか。よい気に恵まれたお部屋に住むにはどうしたらよいか、そのためのお話が書かれたセクションです。

9つのセル(マス目)を使って"空間"や"空間のベクトル(方向)"の吉凶を判断する方法として、日本では気学が知られています。 気学は大正時代に園田真次郎氏(以下敬称略)が日本橋に大正館を開き、そこから世に出されたものです。 園田真次郎がいきなり気学を発案したのではなく、協力者であった飯田天涯氏(以下敬称略)によるところも大きいのです。 飯田天涯は徳川将軍家由来の寺院、小石川伝通院で家相学を学んだ人です。その家相学は松浦琴鶴を源とする九星方位説を唱えた学派に起因します。松浦琴鶴の学派は16世紀から17世紀に活躍した松浦東鶏に由来します。松浦東鶏は、奇門遁甲の記述された文献である「陰陽五要奇書」や風水の文献である「協紀辮方書」といった中国の文献をベースに、家相理論を組み立てたのでした。園田真次郎の偉業は、奇門遁甲や八卦、易学、理気風水の重要なエッセンスを凝縮して独自の理論を発案し、大胆な簡略化を行ったことです。奇門遁甲にしても、研究者ではない一般の人が理解するには、多くの基礎理論を学習しなければなりませんし、あまりに難解すぎます。それによって一気に大衆化し、現在に至るまでメジャーの地位を確立したのです。

気学で用いられる9つのセルは、ちょうど同じものが奇門遁甲でも用いられます。
気学は奇門遁甲の影響を受けて成立したものなので、両者には共通点があります。
台湾ではこの9つのセルを用いる空間認識方法を、九宮(くぐう)と呼んでいます。
私も九宮と呼び表し、そこには奇門遁甲も気学も、それから理気風水も属しているという認識でいます。
九宮という名称が適切でなければ、空間認識学という呼び方が適切かもしれません。

私は奇門遁甲も気学も、両者のそれぞれよいところを抜き出して使う立場です。
気学をルーツに向かって解き明かしていくと、驚くべき方法が解明されていきます。
気学を学ぶことも大事かもしれませんが、それよりも園田先生の立場に立って、園田真次郎出現以前の
理論を解き明かしていくことに、可能性を感じます。

あまりにマニアックな話に入り込んでもいけませんので、
空間認識による人生の改善についてお話したいと思います。



空間認識による改善
空間を認識すると何でよくなるのか?これは前提知識のない方にしてみれば、意味不明です。
風水は日本でもポピュラーなものになりましたが、一般的な認識は、いまだに”おまじない”の域から出ていないと思います。ただ住宅設計の立場からは、より快適な空間を作るという観点から風水の考え方は市民権を得てきていると思われます。

人は居住する空間や、存在する空間から影響を受けていることは自明です。社会的立場が人を作っていくように、 どんな環境に身を置くかで人生に大きな影響があります。中国の風水の歴史で触れているように、風水では8つどころか、唐の楊筠松が行ったように72、あるいはそれ以上に区分して空間を見ていきます。しかしその大元になるのは、8(中央を含めれば9)の空間の認識です。

気の存在は、実際に体感できる人でなければ、直感的には理解しづらいものです。
しかしある程度、体感できれば、気を味方につけることがどれだけ心強いか納得できるものです。

居住空間の設計や家選びの前に、 まず気を体感することを紹介したいと思います。
少しばかり散歩の習慣を作ってみてはどうでしょうか。
散歩をする習慣があるのなら、そのルートをよい気の得られるルートを
その時々で選択するものにしてはいかがでしょうか。
そのために、奇門遁甲に基づく金函玉鏡なるものを紹介したいと思います。


02.金函玉鏡
八字の滴天髄で有名な劉伯温氏は、14世紀に金函玉鏡についても著書を著しています。これは金の箱に入った玉鏡という意味です。奇門遁甲の中でも宝物のように大事にされてきた秘伝です。
以下、劉伯温氏の「金函玉鏡奇門遁甲」を抜粋しながら、金函玉鏡なるものをご説明します。
実際に、このホームページを活用しながら、よい方位を選択して、効果を実感していただきたいと思います。


                                序

金函玉鏡者 蜀時諸葛孔明之所著也 当漢末時 因黄巾之乱 天下豪傑起
而曹氏父子 孫権 周瑜諸将 皆称召用兵過于孫呉者也 蜀孔明与蜀主 往往行兵遇敵 縦横呉魏間 以正維奇兵而勝者何 蓋此出于金函玉鏡之書 始至上古聖軒轅氏破蚩尤不勝斉戒 上感九天玄女伝授  駆役六丁玉女之神諸遁甲旬内逐日遁時  書為八門 定以吉凶 分内外勝負 集為秘書一編 伝于世間 而孔明得之于龍門山岩穴之間 孔明行師出陣 用以取勝魏呉  諸将成称其神焉 孔明奇其書可以伝世 厥后自画図局六十甲子日毎日十二時全図局 倶載九星所値各門吉日成敗  以備行兵擇選用之者 其応如響 名之日金函玉鏡図 其書指図詳明 別為一家 不与遁甲諸書相似 所称神異不可測度者也  孔明有云 是書在兵興之日 則為行軍奇歴代作日用選擇出行必不可無者 其矣 流伝于世 歴代知兵之将師 此秘而宝之
-後略-

蜀の諸葛孔明が金函玉鏡を用いたと言われています。(注:金函玉鏡とは、金の箱に入れて門外不出の秘伝としたことから付けられた名前と言われています。諸説あるようです。)これは漢末に黄巾の乱が起き、天下の豪傑が並び立ちました。曹氏親子、孫権、周瑜といった諸侯のことです。呉の孫権は強兵策によって権勢を誇りました。 孔明は蜀王(劉備)に仕え、魏と呉に対して縦横無尽に兵を動かしました。
誰が勝者となったのでしょう?
歴史の蓋を取ってみると金函玉鏡が出てきました。
金函玉鏡を初めて使ったのはいにしえの聖王、軒轅(黄帝)でした。軒轅は蚩尤と戦い、制圧することが出来なかったので、九天玄女に教えを乞い、金函玉鏡を伝授されたのでした。 六丁玉女神(陰神)を使い、旬内の遁甲する(甲を隠す)日、時盤を作り、そこに八門を配します。吉凶を定め実際の勝負に適用するわけです。

伝授された内容は書に集められ、後世に伝えられました。諸葛孔明はこれを龍門山の岩穴にいたときに入手しました。 諸葛孔明は軍を出動させ、魏、呉に勝利したのでした。(呉の孫権とは同盟し、赤壁の戦いで曹操に勝利した。呉とは同盟関係が続き、呉蜀の連合軍は、魏とは戦いを繰り返し、諸葛孔明が生きている間は局地戦では勝利を収めた。) 諸将はこれを称えました。諸葛孔明は、六十甲子に対応した日盤、時盤、さらにそれに対応した九星、そこから導き出される吉凶を加えて書を残しました。

映画でも赤壁の戦いが描かれましたが、有名な三国志のお話です。 諸葛孔明は戦闘において、この金函玉鏡を使っていたと記述されています。 今日のように偵察技術やGPS、レーダーがあるわけではない時代に、敵の位置を定め、吉の方角を選択して行軍する、それは技術的に大きな制約があります。ましてや当時は正確に時間を測定することすら、難しかったでしょう。 では架空の話だったかと言えば、そうとも言い切れない部分があります。

日本の室町時代以降、いわゆる戦国時代において広く軍配の技術が見られます。これは何かというと、天文から方角を定め、軍を展開していくことです。当時使われていた軍配団扇(うちわ)、今では相撲の行司が持っている団扇ですが、これに八卦や二十八宿、地支等が描かれています。真田信繁(幸村)が星相(占星術)を用いて軍を指揮していたのは有名な話で、関が原合戦においても敗北を天体の情報から事前に予知したものの、豊臣への恩義、自らの信念から運命に殉じたと言われています。また有力な大名は、占術家を軍師として抱えていたものです。

奇門遁甲は時家奇門と呼ばれる卜術の体系を持っています。卜術は意思決定を行うためのもので、易による占断が代表的ですが、奇門遁甲も用いられます。実は中国では奇門遁甲と言えば、卜術に用いるのが伝統的に主流なのです。金函玉鏡は奇門遁甲の体系の中において、卜術の用途がありながらも、日家奇門と言われ地理上の位置を選択する術として発達したものです。時家奇門と日家奇門、卜術と方位術を組合せて用いることで、生じることが避けられない時間的誤差、空間的誤差を埋めていたのでしょう。また三国史の舞台となった中国は日本のように山が多く、複雑な地形の狭隘な国土ではありません。広大な平野部や単純な地形においては、敵の位置の確定も、技術的に可能であったことでしょう。

実際に金函玉鏡の九宮を見てみましょう。

  金函玉鏡盤  


これは甲子の日の盤です。甲子の日は、ここから暦を呼び出していると、2012年から14年の間では、いつに当たっているかわかります。この甲子の日、1日限り有効の九宮盤です。
この読み方ですが、八卦の知識も動員してください。九宮もタオイズム思想の中にあるものですから、奇門遁甲であろうが、気学であろうが、風水であろうが、八卦をベースにしています。さらには陰陽五行理論の中にあります。
これは大原則です。
坎宮は北を表しました。ここでは地図が逆立ちしています。下が北で上が南です。右が西で、左が東です。
何でこんなわかりにくい記述になっているかと言えば、古来中国で太陽に照らされた棒の影を見て方位を測っていたからです。

黄色い色をつけたのは、ここがラッキー方位という意味です。その甲子日においてこの方位に向かって移動すれば、諸葛孔明が戦果を挙げたごとく、よい気を吸収できるという意味です。
そこに記された字の意味は次のページ以降で詳述しましたので、ご覧ください。

この移動方法についても、効果を出すための細かい作法があります。
それについては、おいおい触れていきましょう。

ではこの金函玉鏡の仕組みについて簡単にご説明したいと思います。

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