Woods, Tiger 
  30 December 1975 at 11:50
  Long Beach CA,USA
 

タイガーウッズ

 

Note

 

●日主(エネルギーセンター)の状態
ウッズ氏のエネルギーセンターである日主庚は休令状態にあります。
季節からの支持がなく最弱であっても、この日主は戌に通根しているので、強さを保っています。
戌が亥と子に湿土とされて生金し、庚にエネルギーを供給しますから、日主は天干地支から支持されている形です。
これは親族、親近者から庇護、援助を受けることを意味しています。
ただし洩気過多の傾向が見られます。エネルギー放出が大きいということです。
そのためやや身弱、運の巡りによっては弱となるでしょう。日主庚、日支戌の組合せはやや身弱な印象を受けますが、精神的に修羅場に強い方です。魁罡は働いていると思います。

そして丁火煅金の丁は晦火されて、庚を生かす働きはやや弱いですが、位置が適切です。
そのため日主庚はいかんなく、その才能を発露させる条件が整っています。
丁火が日主に近貼するのは、貴です。貴人の風格を発揮させます。また、おそらく優れたリズム感を与えています。
リズム感が重要な役割を果たす職業で優秀な人は、丁がよい働きをしていることが少なくないです。

財としての役割を持つ乙卯はしっかりしています。日主に無情、日主と遠いのがかえって素晴らしいです。
財運が基本的によいことがここからわかります。ただし通関作用を持つ水が多すぎるのが問題かもしれません。

●調候
調候が欠落していますが、丁火が透干し代用的な役割を果たしています。
丁火の代用は極めて限定的で、ないよりまし程度なのですが、温暖なLA生まれということが助けています。

火の問題を除けば、五行が流れる清い命式です。日主の弱さをカバーする優れた構造ではないでしょうか。
ウッズ氏が好まれるラッキーカラーが赤とのことですが、八字の理にかなっています。
もう少し火が必要ですから。

●運の流れ
運の流れを見ますと、丑、卯、辰、未運を嫌う傾向があると思います。不都合なことが起きやすくなります。丑で北方が揃って、水旺にすぎます。もともとエネルギー放出傾向の強い方ですから、さらに水が強くなると放出量が増えて、本人疲労困憊する形になります。卯では卯亥の半解によって木化に、卯戌の合により日主を支える根が弱体化してしまいます。 辰で戌辰の冲により同じく日主の根が弱体化して日主が支えられなくなります。未では、三合木局成立(非団結)となり木旺、財が過多となって、財の問題が生じやすくなります。

大運の巡りを見ると、人生前半が幸運期に入っています。中年期に落ち込み、60歳手前から盛り返す形が見てとれます。 中年期が弱いとは言え、そこで大運のが巡ってきます。火は調候の働きをするため、健康面では支えられるはずです。そして火が巡らなくなると金が巡り、日主が強化されるという、とても恵まれた運巡りです。中年期は社会的活動で陰りがあったとしても身体健康面で重大な問題に遭遇する可能性は低いと言えます。
ウッズ氏は77歳以降になると健康面が厳しくなる暗示です。

命式に限定して陰陽のバランスを見てみますと、 ほぼ陽:陰は1:1です。陰陽のバランスが取れています。アスリートは陰の強さが必要です。ゴルフは個人競技なので、陽の輝きも必要です。そういう意味ではバランスが取れているということは、成功の必要条件の一つです。

全般的にアスリートとして成功するには、いやアスリートにかぎらないでしょうが、プレーヤーとしての基礎が出来る時期に継続して幸運に恵まれることが大事です。まだ弱い芽が台風に遭ったらどうなるでしょう? 木として育ってしまえば、台風が来ても、生き延びれますが、芽の時代なら無理です。ウッズ氏は以下のように、出生時から20代まで極めて幸運の運気が連続しています。

0歳‐7歳5ヶ月
太歳は春から夏を巡り、調候に不安のある幼少のウッズ氏にとっては幸運です。健康と才能発揮に恵まれます。

7歳6ヶ月- 17歳5ヶ月 丁亥
晦火されて働き弱まっていた丁が強化。利発、聡明さが発揮される。
亥が来て水が強化されます。湿土の生金作用が強まります。一方で亥の蔵干甲は丁火の火源となります。
丁は調候の火には役不足であるものの、蔵干甲に助けられ、さらにもう一つ丁が加わり良好です。成長期に健康に恵まれる形です。 命式において調候不足であっても初年運に火運で巡るのは大吉です。

17歳6ヶ月- 27歳5ヶ月 丙戌
引き続き吉運継続、安泰。丙が来て調候運。身体機能の発達に寄与。
戌は日主の根の強化をします。卯戌の合も心配ありません。火がやや強く溶金の心配があるものの、水がしっかり火を抑えるので不安は一掃されます。むしろ火加減が適切で才能発揮の気運です。日主庚は強化されるのみです。

1996年(丙子)8月 
1996年は火運の吉年にプロに転向する。プロ転向後はご存知のように大活躍です。

ちなみにこの時期をアストロロジーでも見てみました。出生時点の太陽の位置とプロに転向された日の木星の位置は誤差1度で合を形成しています。そしてプロ転向日の木星と太陽も誤差2度でトライン(120度 三合)を形成しています。しかもプロ転向日の太陽はアセンダントに影響を与える圏内(19度)に、ぎりぎりではありますが、なんとか留まっています。しかもプロ転向日の木星は、やぎ座7度53分で4室にあって、これからエスカレーション(上昇)していきます。つまり日の出前です。

八字における幸運期とアストロロジーにおける天体エネルギーの好機が重なると、物事、成功する条件が整ったと言えます。ポイントは木星とアセンダントの使い方にあります。このプロ転向のタイミングは最適と言えるでしょう。大学を中退してまで、この機会を捉えたということは、一種の神業というか、本人のインスピレーションによるものだとしたら、すごいことです。そういったタイミングで動ける直感があるということ自体が、大変な才能であって、凡人と一線を画しています。

翌1997年(丁丑)4月は、丑によって地支に北方が揃い、危険な兆候、しかし大運丙がしっかり制するので心配ありません。むしろ火水のバランスがとれます。水のよいところが発揮されます。しかも 丁火が来ることで才能発揮の気運です。マスターズ歴代最年少で優勝しました。
この丙の大運中(1993-2003)と大運を過ぎても+5年間は安泰です。

27歳6ヶ月‐ 37歳5ヶ月 乙酉
火運が去って運気ダウン(大運の前半5年は20年続いた大吉運の影響があるが、残り5年は忌運となる)。
乙により日主は干合して金に化します。 ただし酉金が地支に回るため、日主は支えられています。

以上のように人生前半は、幸運期にありました。

2009年にトラブルがありましたが、こちらはどういった条件であったからでしょうか。
2009年11月は己丑です。 丑が来るときはウッズ氏に不都合なことが起きやすくなると上述しました。また疲労困憊するとも書きました。自動車事故が発端でしたが、自動車事故は一般的に金気の災いと言われます。地支に北方が揃っても、それを制するものがありません。ここは同じ北方揃うといってもマスターズ優勝時の運気と異なるところです。才能発揮につながらず、エネルギーをただ放出し、疲れるだけです。日主が衰弱します。


   
   
   
  白河百空 
 
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