Jordan,Michael 
  17 February 1963 at 10:20
  Brooklyn NY,USA
 

マイケルジョーダン命式

 

Note

 

●日主(エネルギーセンター)の状態
日主辛はとても弱いです。囚令で、根となるものも、幇するものもなく、生じてくれるものもなく、癸に洩気するだけです。

●命式全体の構造
日主の弱さと対照的に甲は根があり、癸の生を受けています。また寅は両側卯があって団結しています。 非常に強力な財です。 日主が極弱で、日主を棄てて強い財に従じることが可能な条件が揃っています。 棄名従格になります。

●調候/寒暖燥湿
このような棄名従格ではしばしば調候と命式の五行バランスが問題になります。 ジョーダン氏は2月雨水前のNY生まれ、一年で最も寒い時期で 調候の火が不可欠です。幸いにして旺相の巳が存在します。癸によって晦火されるとはいえ、 日主に有情で、調候の効果はあります。ただし命式全体に調候効果を届かせるには やや足りません。火の運は過剰な暖燥を強化するため忌ですが、調候という点からは良く、 火の扱いは微妙です。

燥湿バランスが極端に暖燥に偏っています。そのため水の運が重要です。 土気、金気が行運で回ってきても、破格には至りません。木気は強力でびくともしないからです。 そのため金気は吉の要素大です。湿土も同じくです。 従財格で財が強く、調候あるものは、物質的な成功に導かれます。 いかに財が強くとも調候が欠落していたならば、健康面の問題から財を得ること、財を蓄積させることは おぼつきません。

●運の流れ
アスリートとしての成功条件は、初年運から20歳代までの間、継続して幸運が巡ることです。 ジョーダン氏も例外ではなく、初年運(4歳1ヶ月ー14歳)が癸丑、次(14歳1ヶ月-24歳)が壬子と冬の運を逆旋します。 ジョーダン氏のように熱と湿に極端に偏った命式では、水はバランスを取るために不可欠です。 全ての基礎が出来る成長期に水気の運、水を生む金気の運が巡ったということは、この上なき幸運です。 もしこれが、順の巡りで、春から夏を巡る運であったなら、彼は病弱で、とてもトップ・アスリートには 育たなかったことでしょう。心臓系統の疾患、突然死の危険もありました。 身体の基礎が出来る時期に燥湿のバランスが取れていれば、その後、バランスの取れない運の巡りで あっても、問題はずいぶん小さくなります。基礎が出来ているからです。初年運というものは その人の一生を左右するのです。

ジョーダン氏は水の運が34歳まで連続します。24歳1ヶ月ー34歳は辛亥でした。水は財である木を育てます。 命式の水は休令で弱く、水を吸収する甲木が巨大であるため、水気の運が回ったとしても、水が多すぎて木が 漂流することはありません。むしろ乾きすぎた木に生命の水が注がれ、木のさらなる成長を促すのです。木はジョーダン氏にとっては、財そのものです。 ジョーダン氏のアスリートとしての成績も凄まじいものですが、商業的成功も凄まじいものでした。 それを裏付けているのが、この木と水の運の巡りなのです。 ジョーダン氏は棄名従格という特殊格の命式を持ちます。 偏りがあるのを是正することで運を開くのが八字の大原則です。 大原則の中にありながら、特殊格は例外的に偏りを許します。 偏ることで、想像を絶する成功に導く可能性をもたらします。 ジョーダン氏の爆発的な成功は、まさにその偏りによって裏づけされたものです。

そしてジョーダン氏の命式のすごさは、棄名従格は偏るあまり、短命であったり 突然の崩壊を招くリスクを背負うものなのですが、それをリスクヘッジする構造を持っていることです。 地支の卯寅卯は素晴らしいです。調候の火、巳が恐れるのは行運で巡る亥の冲去、申の合去です。 亥、申が来ると、巳は機能不全に陥り、調候の機能が失われ、ジョーダン氏は健康面、身体機能面で ダメージを負うのです。ところが、寅が亥も申もブロックして影響させないのです。 そのためジョーダン氏は一生涯、調候を失うことがなく、強い健康と身体機能を約束されます。

そしてさらにすごいのは、この巳は、ジョーダン氏の社会的地位、名声に結びつくものだということです。 寅が亥か申をブロックすると寅自体の機能が失われるのですが、寅がなくても卯二つが甲木を支え、根 として機能するので何ら問題ありません。そして卯が弱くなる酉の運が来たら、そのときは寅が機能する ので、木が衰えることはないのです。財の強さは完全無欠、鉄壁です。この命式にもしも問題があるとしたら、配偶者面でしょうか。

   
   
   
  白河百空 
 
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