Madonna 
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  Bay City MI,USA
 

マドンナ命式

 

Note

 

●日主(エネルギーセンター)の状態
日主乙と月干の庚が干合する可能性が見えますが、時干の己と日主乙が剋戦しているので、干合の条件がそろいません。干合は起きません。もし干合が起きるのなら、この命式全体の格が化格に分類される可能性もありました。
庚乙干合の可能性がなくなったので、乙はそのままで、庚は力を増します。 日主乙は幇するものも、生扶するものも、根もなく、月令を得ることなく最弱です。あれっと思われるのではないしょうか?あのマドンナ氏が最弱?

それに対して月干の庚金は月令を得て、強力な根を持っています。さらには金を生む湿土の丑もあって最強です。命式中の土気は数があって、戊、己と透干もしていて強いですが、休令で弱く、金と肩を並べるまでには至りません。

ここであらためて格を考えるのですが、洩気の火がないため、従勢格にはなりえません。そのため棄名従格と判定され、その中でも従殺格に分類されます。つまりマドンナ氏は日主乙が弱すぎて実質的にはエネルギーセンターの役割を放棄しています。それで権限を最強の庚に委譲しています。権限委譲のための条件は見事に揃っています。マドンナ氏の命式はいわゆる特殊格局に分類されます。

マドンナ氏の場合、従殺格といっても、財が相当の強さを持っているところが特徴です。 従殺格で財がなかったり貧弱であったりすると、財に縁の薄い人生になる可能性もあります。 マドンナ氏は火も水もない極めて偏った命式であるがゆえに、最強の金に従う形が成り立ちます。 力が一点に集中する美しい命式ですが、無駄も少し残されていて、その無駄が無駄に終わっていない印象です。

●調候
調候については申月立秋の生まれですから幸いにも 調候の火を必要としません。 表面的には水気がないように見えて、丑が代用しています。丑の蔵干の中で癸水が分野を得ているのです。 これがマドンナ氏の命式の隠された秀逸性です。癸水が分野を得るということは、 本気である己、中気辛を通じて深い水脈をたどって水が生み出されていくことを意味し、水は意外と強力なのです。

●用神選定
以上から喜神を土、金と取ることが出来ます。火も強すぎる金を鍛えて、才能を引き出すので吉です。 丙火でも金がものすごく強いので、溶かされてダメになるおそれは、ありません。水、木が忌神となります。

●運の流れ
2歳-12歳5ヶ月
マドンナ氏の初年運は2歳、未から始まります。燥土は財ではあっても金を生みません。 代用日主である庚を強化しません。 未には丁火があり火の運でもありますが、乙を持ち、命式の卯と半会して木気を強めます。金がさほど強さを持たない時に対抗する忌神木が強くなるのは面白くありません。以上からあまりいい運ではなかったことがわかります。 木は受け止める火が命式にないので、財を傷めます。成人してこのような運であったら経済的困難です。 母親を5歳で亡くし、父が再婚したものの、継母と仲が良くありません。

12歳6ヶ月-22歳5ヶ月
12歳からの戊午の大運は、良い運です。火の運は才能を引き出すので若年期に回ってきたのは すごくラッキーでした。 彼女は1977年19歳の時に故郷のミシガン州からわずか35ドルを手にして長距離バスでニューヨークに 出てきたと言われています。
彼女はダンサーになります。 1982年にデビューしました。1981年22歳から丁巳の運です。これは火のない庚金にとって最高の運です。 丁火は丙とは比べようもないほど庚の才能を最高に引き出すからです。 庚金は凶暴で破壊的です。マドンナ氏の庚はその庚の中でも最高クラス、ティラノザウルスが獲物を噛み砕くようにパワフルです。 これがそのままでは社会で成功するにしても軋轢を伴いますが、文明の火である丁火に制されると、 パワーはそのままで、洗練され、優れたものとなります。 火はそれだけではなく、財である土を生み出します。

22歳6ヶ月-32歳5ヶ月
12歳から32歳5ヶ月まで、マドンナ氏は 財の運に恵まれます。財はそれが金気につながり、財が地位、名声につながっていきます。 さらには、火は五行の欠落を埋め、その運の巡る時期に五行を循環させますので 健康面で恵まれます。火の運が2歳から続いていますから、成長期に健康の基盤がしっかりした ということでもあります。マドンナ氏は強靭な肉体、パワーの持ち主でもあります。 成長期に健康面で運に恵まれるか恵まれないかは、その人の一生の健康を左右します。
命式と運の流れががっちり無駄なく組み合っています。 普通はなかなか、そのようにうまい組合せにはならないものです。 1984年に「Like a Virgin」の大ヒットです。 (地支の)火の運、つまり彼女の人生における夏は、1991年32歳5ヶ月で終わります。

そして春が巡ります。彼女の運は季節を逆行しているのです。 それが運命全体を見ればラッキーに働いています。まずやってくるのは湿土の辰です。 この大運も彼女にとっては喜運です。 つまり喜運が30年連続することになります。 しかもこの辰は丙を天干に持ちます。 丙は火ですから、天干の影響力は地支に比べて弱いとは言え、まだ火運は続きます。 辰は湿土ですから金気を生みます。庚金が よりパワーアップされます。 2001年までこの大運は続きます。

2001年42歳からは、凶運の卯の運です。52歳からも寅の運と、それまでに比べて比較的凶運が続くことになります。

   
   
   
  白河百空 
 
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