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滴天髄を読む 

00. なぜ滴天髄なのか 
01.通神論
02.天干論
03.地支論
04.干支総論
05.形象論
06.方局論
07.普通格論
08.従化論
09.順逆論
10.体用論
11.八字総論
12.六親論
13. 富貴貧賤吉凶寿夭論
14.性情論
15. 疾病論
16. 出身・地位論
17. 女命・小児論

00.なぜ滴天髄なのか

滴天髄は命理(運命学)の聖典と言われています。明代(1368-164414世紀に著されたものです。著者は劉伯温氏、宰相として明に仕えた人物ということになっていますが、著者が実際に劉伯温氏であったかどうかは、考証上は定かではありません。現実は一人の人物ではなく、屋号であり、複数の人物の合作であったという説もあります。滴天髄には、もともとあった注釈(本註)以外に、以下のような注釈書が有名です。その他多くの研究家が注釈書を著していますが、いずれもこれら注釈を併記する形、あるいは参考とする形となっています。

陳素庵「滴天髄輯要」(すうよう) 清代17世紀
任鈌樵「滴天髄闡微」(せんび) 「滴天髄微義」 清代18世紀
徐楽吾「滴天髄補註」 中華民国1937

歴史のところでも触れましたが、滴天髄は八字の骨格、中心的コンセプトを表現したものです。
聖典という名称にふさわしい、人の運命と向かい合うための叡智やヒントが詰まっています。
これは容易に色あせるものではなく、これから未来にも残り続けるのではないでしょうか。
少なくともこの書は、向かい合う人の、成長段階、状況に応じて、違う顔を見せてくれます。

たとえ運命を読むということを、妄想、虚言とされる方であったとしても、
何か得るものはあるのではないか、これは淡い期待ですが、 多少期するものがあります。

滴天髄なしに八字は存在しないと言っていいでしょう。
この滴天髄をどのように解釈するかで、研究者として八字への取り組むスタンスが明確になります。

そのためあえて省略することなく全文を掲げ、解釈を付すこととしました。

01.通神論 

1.欲識三元万法宗 先観帝載光神功

三元万法の宗を識らんと欲すれば、まず帝載と神功を観るべし。

三元とは三才とも言い表しますが、天、地、人のことです。天元、地元、人元と言い、天の気、地の気、人の気とも言います。干支を見ると、天干は天元に対応し、地支は地元に対応し、蔵干は人元に対応します。三元は太陽と地球の関係を表したものです。干支とは、太陽エネルギーが地球に注ぐ、その照射の状況を十干十二支に分別し、記号化したものです。蔵干、人元とは黄道、すなわち太陽軌道を27あるいは28に分割したもの、27宿の状況を、十干の組合せに当てはめたものです。帝載とは太極のことです。太極とは万物の根源で、カオス、混沌です。これが陰陽の起源となるものです。神功とは五行が四時にわたって存在することです。五行とは十干十二支を集約したものなのです。

2.坤元合徳機縅通 五気偏全定吉凶

坤元は徳に合して機縅通じる。五気の偏と全は吉凶を定むる。


坤、地元は天の徳、天からもたらされる恩恵に合するもので、機縅(きしん、或いは きかん)、すなわち天の陰陽五行に反応して地において気運の変化に応じます。五気には偏るものもあれば、偏らず全くするものもあり、剛なるものもあれば、柔なるものもあります。これらに応じて吉凶が定まります。

3.戴天履地人為貴 順則吉兮凶則悖

天を戴き地を履み人は貴となす。順なれば吉にして、悖すれば凶なり。

天を戴くとは天干があること、地を履くとは、地に地支があること。人は天干と地支の影響を受けて存在しています。人の運命が吉であるには、これら天干地支が順であることが望まれます。順とは天干地支の構成要素が接続相生し、余剰を不足するところへ分け与え、相互に補完しあい、エネルギーが流通する関係にあることを意味します。天干地支が悖する、つまり逆になる、相互が剋や冲の関係にあって、エネルギーが相互に協調しない場合には、その人の運命は凶に傾きます。

4.要与人間開聾聵 順悖之機須理会

人間の聾聵(ろうかん)を聞かんと要すれば、順悖の機を須(すべか)らく理会すべし。

運命を知らないということは、何も見えず、何も聞こえない状態に等しいです。その状態を脱却して運命を知るには、”順悖の機”を包括的に理会することが必要です。理会とは理解し、深く会得することです。順悖の機を理会するとは、天干地支の内容、天干地支の個々のエネルギーの力量、個々のエネルギーのベクトル、関係性(順逆)を時間の経過の中でとらえていくことを意味します。順悖は決して固定的なものではなく、時間の中で変化していくものだからです。

5.理承(乗 補註)気行豈有常 進兮退兮宜抑揚

理は気を受けて巡るにあに常あらんや。進むか退くか宜しく抑揚すべし。

太陽エネルギー(あるいは気)は常に巡っています。どのように巡るかと言えば、旺相死囚休という循環律に従って動いていきます。旺相死囚休とは季節の移り変わりに例えられます。あるいは季節の気の循環そのものです。気(エネルギー)の進退とは、旺相死囚休という自然のメカニズムを前提にして、多過ぎるところから減らし、不足したところに補うことを意味します。この加減を抑揚、これは扶抑という言い方もしますが、これによってエネルギー体である人間の運命全体の”中和”を保つこと、これが八字の基本的な思想であり、運命を改善する道なのです。

6.配合干支仔細詳 定人禍福与災祥

干支を配合して仔細につまびらかにし、人の禍福と災祥を定めるべし。

天干と地支をその人の八字として配合することで、その人の運命の禍福、吉凶が定まります。

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